4月よりリリース開始となるOVA『かってに改蔵』。キャストコメントをご紹介!

1998~2004年に週刊少年サンデーで連載していた久米田康治さん原作の漫画『かってに改蔵』が新房×シャフトの鉄板タッグでOVAとしてリリースされることとなった。今回第1回のアフレコを終えた勝改蔵役の櫻井孝宏さん、名取羽美役の喜多村英梨さん、山田さん役の堀江由衣さん、彩園すず役の豊崎愛生さん、坪内地丹役の斎藤千和さんに収録をされての感想をお伺いしました!

作品の印象をお聞かせください。
勝 改蔵 役:櫻井孝宏さん

最近あまりないお下劣な感じで(笑)、僕はこういった作品が初めてだったので新鮮でした。『考えちゃいけない感じろ』をテーマにアフレコに臨んだのですが、実際にアフレコをしてみて動画になって音声が付くと、ドラマCDの時とはまた違ったヤバさが出て、僕は非常に好きだなと思いました。目指せ地上波(一同笑)

名取 羽美 役:喜多村英梨さん
私は大好きすぎて自分のブログにも書いていたりするくらい大ファンでした。先生が描かれる淡々としたシュールなお下劣ギャグが大好きで、このお話を頂いた時は純粋に嬉しかったです。

山田さん 役:堀江由衣さん
まだそんなに巻数が出ていない時に友達に勧められて読んでみたことがありました。今回オーディションを受けさせていただいたときに思い出して「ああ!懐かしい!」みたいな感じでまた読ませていただてから、今回収録にあたりました。
所々に話題になっていたことや、その時代を切り取ったんだろうなという場面があったのですが、時代を感じさせない、今見ても面白い作品だなと思いました。

彩園すず 役:豊崎愛生さん
久米田先生の作品は好きで、「改蔵」もサンデーで連載していたころに読んでいました。オーディションのお話をいただいたときには「なんで今?」って気持ちもありましたけど(笑)、好きな作品に関わらせてもらえて幸せです。だから、当時読んでいた記憶と違っていたらいけないと思って、もう一度、読み直したりもしました。「改蔵」に出てくる個性的なキャラクターたちが大好きなんですが、今回収録したお話でも、強烈なインパクトのある人たちが登場していて、懐かしいし面白かったです。

坪内地丹 役:斎藤千和さん
弟が毎週サンデーを買っていたので、私も「改蔵」を読んだことがあります。実は以前に一度、「絶望先生」の中で地丹くん役をやらせていただいていたことがあったのですが、今回のオーディションを受けるにあたって「改蔵」を読んで、地丹がどういうキャラクターなのかを改めて把握しました(笑)。なんというかその、ものすごくやりがいがある役だと思います(笑)。きっと普段どころか、今まで生きてきて一度も言ったことがない言葉をたくさん言うことになるので、今からすごく楽しみです(笑)。

キャラクターの印象、演じてみた感想をお聞かせください。
櫻井さん

収録が終わった後は清々しい気持ちになりましたね。この勝改蔵君というのは言葉にすると卑猥な人というか、不思議な人になってしまうのですが(笑)、僕は子供の頃を思い出すような、そういう懐かしさや可愛らしさみたいなものを感じたり、子供が興味を示すモノとか、特に男の子が興味を示すようなものとか、そういうものを共感・共有できるキャラクターだと思いました。他のキャラクターも普通ではないので、皆さんが思ったとおりに感じてもらえればいいかなと思います。

喜多村さん
皆さん体育会系のような爽やかかつ熱血にボケていらっしゃって、羽美ちゃんは普通さが良さでもあり、そこをきちんとやっていくと掘り下げたときに羽美ちゃんのもう一つの顔が引き立つんじゃないかなと期待しつつ、敢えて普通に突っ込もうという意識で演じています。休憩中に堀江さんに「周りが全員ボケキャラだからこそ、羽美ちゃんの普通のツッコミが目立つんだよ」と言ってもらえました。
ドラマCDと今回1話を録りましたが、まだ羽美ちゃんの二面性の所は掘り下げていないので、その辺が今後出てくるのかなと期待しつつ不安でもありつつといったところなのですが、凄く意気込んでやらせていただこうと思います。

堀江さん
山田さんの正式な役名が『美人で有名なクラス委員の山田さん』ということで、役名だけでテンションが上がる感じでありがたいなと思っているのですが(笑)、何か事件が起こるときの第一被害者みたいな役どころで、きっと被害に遭ってしまう要因が山田さんの中にあるのではないかと思うので、変わったキャラクター達が登場する中で、最初にターゲットにしやすいキャラクター作りができたらいいなと思っています。

豊崎さん
彩園すずちゃんは、どんなときも冷静で、一歩引いたところから周りを見ている女の子ですよね。ずっと無表情だし、大きなリアクションはとらないタイプなので、みんながドタバタしているときでも、ひとりだけ冷静なお芝居をする役です。私自身としては、「ドタバタにまざりたいな」と思いながらも、周りのみなさんの熱い演技に乗っかり過ぎないよう、我慢しながら演じています(笑)。これまであまりチャレンジする機会のなかったキャラクターなので、勉強させていただきながら演じていこうと思います。

斎藤さん
地丹くんはすごくパッションがあるんですが、それが空回れば空回るほど面白いキャラクターだと思ってます。声や感情がすんなり綺麗に出てくるのではなく、一度地丹くんの中でこんがらがって、ぐちゃっと混ざってから暴発する感じを意識しています。あとさっきも言いましたけど、二度と言う機会のない言葉が多かったり、男の子役だからこそ口にできる言葉もたくさんあるので、楽しみだし、テンションが上がります(笑)。

最後に改蔵ファンへメッセージをお願いします。
櫻井さん

遂にアニメ化します。画面を暴れまわる彼らをぜひともあなたの目で見て楽しんでもらえればと思います。本気で地上波を狙っています。本気です!

喜多村さん
一ファンとしてアニメ化を嬉しく思っていますし、声優としても誇りに思っています。内容のテンションや絵的な楽しみもあり、台詞も結構際どいというか良い台詞があるのですが(一同笑)、OADはすべてを包み隠さず裸のままでお伝えできるという素晴らしい環境です。これが皆さんのラブコールでノン修正で地上波で放送できるように、是非お買い上げいただいて見て応援していただきたいと思います。よろしくお願いします。

堀江さん
多分、喜多村さんのように「待ってました!」という方がたくさんいらっしゃると思うのですが、とにかく『笑える』というところを追求した作品だと思いますので、見て純粋に楽しんでいただける作品だと思います。ぜひ暴れまわる改蔵さんや変な人たちを楽しんでいただけたらと思います。地上波・・・、どうですかね?今の段階であの辺はどうなるんだろう?というところが結構あるので、、、(笑)
喜多村さん
そこは、環境映像に(一同笑)
堀江さん
環境映像対応で地上波狙っていきたいと思います。

豊崎さん
「改蔵」ファンのみなさま、アニメ化おめでとうございます(笑)。ぜひぜひ楽しみにしてください。千和さんが言ってたように、アフレコ現場もいい雰囲気なので、それが作品にも伝わればいいなと思います。私の個人的なオススメは、改蔵にフルボッコにされる地丹くんです(笑)。アニメにもドラマCDにも出てくる場面なのですが、笑いこらえながらみなさんのお芝居を見ていました(笑)。

斎藤さん
「改蔵」ファンの方々、重ね重ねおめでとうございます。楽しみにしていた方を満足させる出来になると思うので、心の中でハードルを上げておいてください。その、超上がったハードルを、私たちみんなで超えていきたいと思っています。世間的にすごいところを攻めていく作品なので、もしどこかから怒られたら全員で土下座する覚悟で、最後まで走り抜けるつもりです(笑)。ファンの方も一緒に土下座をするくらいの覚悟でおつきあいいただけたらうれしいです(笑)。

ありがとうございました。


「かってに改蔵」とは?
『かってに改蔵』は、『さよなら絶望先生』の作者・久米田康治が、1998~2004年に週刊少年サンデーで連載していた漫画です。
連載当時、アニメ化がウワサされながらも常にウワサ止まりで、作品内でも自虐ネタにされ続けた『かってに改蔵』が、ついにアニメ化となります。

〈メインスタッフ〉
総監督:新房昭之
監督:龍輪直征
構成:東 冨耶子
   高山カツヒコ
キャラクターデザイン:山村洋貴
色彩設計:滝沢いづみ
編集:関 一彦
音響監督:亀山俊樹
音楽:川田瑠夏
音楽制作;スターチャイルドレコード
アニメーション制作:シャフト
製作:かってに改蔵製作委員会

〈メインキャスト〉
勝 改蔵…櫻井孝宏
名取羽美…喜多村英梨
坪内地丹…斎藤千和
彩園すず…豊崎愛生
山田さん…堀江由衣

<キャラクター紹介>
迷惑な電波主人公
勝改蔵(CV櫻井孝宏)

高校二年生。小さいころは天才少年だったが、幼なじみの羽美が起こした事件により変人に。自分を改造人間だと思い込んでいる……という初期設定があるが、忘れられがち。

早すぎたヤンデレヒロイン
名取羽美(CV:喜多村英梨)

改蔵の同級生。空気が読めない上に粘着質かつ猟奇的な性格のため、友達と呼べる相手はいない。トラブルメーカーで、周囲の人間を巻き込んだ大惨劇をしばしば引き起こす。

裏で糸を引くお姉さん
彩園すず(CV:豊崎愛生)

改蔵たちが属する科学部の先輩で、謎の多い美女。いつもすました顔をしているが、腹黒くかなりの守銭奴。顔が広く、様々な場所で慕われ、また恐れられている。

キングオブ下っぱ
坪内地丹(CV:斎藤千和)

全身にみなぎる下っぱオーラを武器に、脇役その1からオチ要員にのし上がった。学校ではパシリ扱いだが、家では内弁慶。調子に乗っては酷い目に会うのがお約束。


OVAにて全3巻発売予定!!
上巻…2011年4月27日発売 BD¥6090円(¥5,800税抜)/DVD¥5,040(税抜¥4800)
中巻…2011年6月22日発売 BD¥6090円(¥5,800税抜)/DVD¥5,040(税抜¥4800)
下巻…2011年8月24日発売 BD¥6090円(¥5,800税抜)/DVD¥5,040(税抜¥4800)
発売元/販売元:キングレコード株式会社

(C)久米田康治・小学館/かってに改蔵製作委員会

<リンク>
StarChild:かってに改蔵


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