『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』 アフレコレポート
|原作・佐藤大輔、原作・作画・佐藤ショウジという超強力タッグによって生み出された異色の大人気コミックスが、ついにTVアニメ化!ある日、世界は唐突に破滅を迎える。学園に押し寄せる蘇生した生ける死者<奴ら>に、次々と殺されていく生徒たち。崩壊する秩序、隣り合わせとなった死の恐怖。極限状態の中、高校生たちの生き残るためのザバイバルが始まった!
小室孝役・諏訪部順一さん、宮本麗役・井上麻里奈さん、毒島冴子役・沢城みゆきさん、高城沙耶役・喜多村英梨さん、平野コータ役・檜山修之さん、鞠川静香役・福井裕佳梨さんに作品の魅力やキャラクターについて、意気込みを語っていただきました。
――みなさんが感じている「H.O.T.D.」の魅力をお聞かせください。
諏訪部順一さん
「子供の頃からゾンビ映画が大好きだったので、ゾンビが出てくるということだけで自分はテンション上がりまくりです(笑)。極限状態の中で吹き出す醜いエゴや究極的な慈愛。死者を通じて見えてくるのは、生きている人間たちの生々しい姿なんですよね。この「H.O.T.D.」でも、その辺りのドラマが存分に描かれているのが魅力的ですね。もちろんキャラクター、特に女子たちの“たわわ”感も、言わずもがな素敵です(笑)」
井上麻里奈さん
「私はゾンビっていうと、お兄ちゃんと一緒にプレイしたゲームのイメージなのですが、そこに登場するゾンビたちがすごい怖くて、いつも一人ではプレイできませんでした(笑)。でも今回はさすがにセリフのチェックを自宅で1人でやらなきゃいけませんから、今からどうしようかと(笑)。怖いだけじゃなく、アクションやお色気も満載で娯楽性がとても高い作品だと思います」
沢城みゆきさん
「諏訪部さんのように、こういう作品が好きな人にはすごく響いているんだろうなという感じはしますね…(苦笑)。私は苦手な口なので、これを期に楽しみ方を覚えられたらと思っています」
喜多村英梨さん
「極限状態でもその優雅なフォルムを崩さない女性キャラクターたちの乳と尻こそが、この作品の魅力だと思います(笑)。いきなり非日常な情景に変貌した世界で、生と死のギリギリのラインに立たされたキャラクターたちが抱く絶望と恐怖…。張り詰めた心理描写もポイントだと思います。
肉感的な女の子たちが汗ばみながら走ったり、転んだり、尻餅を付いたりとか…サービスシーンがいっぱいです。怖いだけの作品ではなくて人間の本能がたくさん詰まった見応えのある作品だと思います」
檜山修之さん
「実はこの作品は諏訪部にとって、TVシリーズ初めての主役らしいんですよ(キャスト一同拍手)。
意外ですよね。演技の部分では諏訪部の頑張りがこの作品の一番の見どころになっていくんじゃないかなと思っています。諏訪部を中心に僕らも盛り上がっていきますので、みなさんよろしくお願いします!」
福井裕佳梨さん
「私も怖いお話しがとても苦手で(笑)、アフレコでもあまりの怖さに目をみゃーっとそらしてしまうほどです。でも、そのぶん普通の生活がなんて素晴らしいんだろうと思えるようになりました(笑)。
なにげない日常の生活こそが本当に大切なのなのだと思います。
作品の中のみんなに、この先どのような運命が待ち受けているのか…みんな無事でいて欲しいです(笑)」
――ご自身が演じているキャラクターの紹介をお願いします
諏訪部順一さん
「小室孝は、ごく普通の高校生です。特別な才能を持っているわけでもなく、打ち込んでいるものもなく、なんとなく毎日を過ごしていた彼が、極限状況の中でどう成長していくのか?ギリギリの決断を迫られるような経験を積み重ね、次第に変化していく様を演じるのはとても楽しいです!なぜかモテますし(笑)」
井上麻里奈さん
「麗はこの作品の中で一番生々しいキャラクターなんじゃないかなと思っています。一見、普通の女子高生なのですが、極限まで追いつめられた人間が見せる弱さや醜さがもっとも強く表現されているような気がしました。音響監督さんとも相談して、ある意味で「嫌な女」という方向性で演じています(笑)。それは、なにがあっても生き残ろうとする女の強さと醜さなのかもしれません。
収録もまだ始まったばかりです。この先、麗のいろいろな面を演じていくことを楽しみにしています」
沢城みゆきさん
「私が演じさせていただいている毒島(ブスジマ)冴子は、非常に美しい子です(笑)。それと全国大会で優勝するほどの剣道の腕を持っていて、木刀でゾンビにも立ち向かっていく凜とした女子高生だったりするんですね。表面的には大人っぽいのですが、内面的には年相応なことで悩んでいたり、人には見せられないような自分の闇と戦っていたり…。
武道に通じたしなやかな強さと、10代らしい表情が共存しているところが彼女の魅力だと思います」
喜多村英梨さん
「沙耶はツンデレで高飛車な女の子。すごくプライドが高いのですが、それは、家柄や育った環境など、周りの人たちによって蓄積されていった結果の性格なんです。
セリフや反応がすごく可愛いんですね。実際に演じていてもすごく楽しいタイプの子です。
でも「H.O.T.D.」のもつ張り詰めたテンションのバランスが悪くならないよう、自分なりに調整をしながら収録に臨もうと思っています」
檜山修之さん
「僕の演じる平野コータですが、ミリタリーオタクです(笑)。性格がちょっと内向的で、女性に対して免疫がない不器用なタイプですが、銃器を持たせると豹変、男っぷりも5割り増しで上がる感じです。
ただ、注意していないと、意外に格好良すぎるキャラになっちゃいそうなところがあるんですよ。アクセルを踏みすぎると勇者になっちゃうので(笑)、あくまでオタクっぽい雰囲気を大事にしつつでアクセルとブレーキのバランス。それをスタジオでは気をつけています」
福井裕佳梨さん
「静香先生は、保健の先生です。こんな過酷な状況下の中でも、すごく脳天気で、フワっとした印象の
お色気ムンムンな(笑)女性です。基本的には天然ボケなキャラクターですが、時折すごく図太いところや妙に冷静な判断をするところもあって、そのあたりの緩急をうまくつけていければなあ、と思います。静香先生と一緒に最後まで強く生きていきたいと思います(笑)」
――ファンのみなさんに意気込みやメッセージをお願いします。
諏訪部順一さん
「先ほどの檜山さんのお話にもありましたが、TVアニメシリーズで主役を演らせていただくのはこれが初めてです。なので、自分としては非常に気合いが入っております!さらに、大好きなゾンビ作品ということもあり、かのジョージ・A・ロメロ監督の作品群を見返したりして、モチベーションを高めつつアフレコに備えてきました(笑)。
色々な意味で非常にエンターテイメント性が高い作品だと思います。男女問わず大勢の方に見ていただけたら嬉しいですね。よろしくお願いします!」
井上麻里奈さん
「先日の収録の際、単にゾンビの怖さだけじゃなく、スーパー高校生たちが活躍する気持ちのいい活劇作品にしたい!と監督さんがおっしゃっていました。
個性的なキャラクターたちが勇気や希望を皆さんにあたえてくれるはずです。最後までどうぞ宜しくお願い致します」
沢城みゆきさん
「毒島先輩はすごく人気があるキャラクターだと伺って、ちょっとプレッシャーを感じたりもしているんですが、熱心な原作ファンの皆さんの期待を裏切らないことが目標です。事前に公開されているプロモーション映像も素晴らしくて…、いいセリフをのせていかれたら、と思っています」
喜多村英梨さん
「沙耶は生まれながらのお嬢様というか、女王様体質なので、いつも一緒にいるコータを罵ってはシビれさせているんです(笑)。原作ファンの中にも、沙耶に罵られたい!と思っている人は多いはずです(笑)。ファンの皆さんの期待に精一杯応えたいと思います。いっぱい大声で罵っていきますから(笑)どうぞ宜しくお願い致します」
檜山修之さん
「なかなかタフな作品だと思います。正直しんどいですけど、その分やりがいは感じていますし、この産みの苦しみを乗り越えることができれば、みなさんが期待している以上の作品になるんじゃないかと今はワクワクしています。7月からの放送ですので楽しみにしていて下さい」
福井裕佳梨さん
「この、物語は非日常的なシチュエーションを描いたエンターテイメント性にあふれた作品だと思います。最初からいきなり、怖いシーンも詰め込まれていて、見てくださった方はきっとドキドキすることと思います。生き残ろうとする仲間たちがどのように一致団結して戦っていくのか、希望にむかって進んでいく様子にぜひ注目して下さい」
――最後の質問です。もしも皆さん住んでいる街に、ある朝<奴ら>があふれていたら、どんな行動を取りますか?
諏訪部順一さん
「まず第一に考えるのは、どこのスーパーに立てこもるかですね。 これは鉄板です!
やはり吹き抜けがあるところがいいですね(笑)。
それと、エレベーターに乗る際は必ず天井のハッチの有無を確認します。ドア開いた瞬間って、ゾンビに襲われる確率高いですから(笑)」
井上麻里奈さん
「私は覚悟を決めて、家から出ないと思います。鍵さえかけておけば大丈夫ですから(笑)。もう何日でも引きこもると思います」
沢城みゆきさん
「私も井上さんと同じですねえ。<奴ら>が溢れていたら出られないだろうな…。でも、お腹が空いたら外に出ないと行けませんよね(笑)……。その場合は、<奴ら>もやってこれないような山の中に逃げ込んで、ひっそりと隠れて暮らそうかな」
喜多村英梨さん
「スーパーに逃げ込んでも、絶対にボイラー室とか行ったら駄目ですよね。<奴ら>フラグが立ってますからそれ(笑)。自宅の廻りに<奴ら>が溢れ出したら、観念して諦めます。「私を食べてー」と、この身を捧げて仲間になると思います(笑) あとは<奴ら>の集団の中で、2、3番手くらいの適当にいい位置につけて威張って暮らしたいですね」
檜山修之さん
「戸締まりを厳重にして、とりあえずの安全を確保して情報を収集します。…ってすごく真面目に答えてますね(笑)。 でも最後まで諦めないで、希望は持ち続けたいですね。最善の努力はしていたいです」
福井裕佳梨さん
「私も最初は山に行こうかと思っていたんですけど、海もいいかなって(笑)。お魚を捕って安全な時が来るまで海の上で暮らすんです。あっ!でも、<奴ら>さんが泳いで攻めてきたらどうしましょうか(笑)。 そしたら…近くの島に上陸します」
諏訪部順一さん
「最初は気がつかないかもしれないけど、すでに島も<奴ら>だらけですよ。お約束ですから(笑)」
福井裕佳梨さん
「えー!!!そうなんですか」
一同 「(笑)」
ありがとうございました!
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
<放送>
TOKYO MX 7/6 毎週火曜日 26:00~ 放送
テレビ神奈川 7/6 毎週火曜日25:45~ 放送
チバテレビ 7/7 毎週水曜日25:30~ 放送
KBS京都 7/8 毎週木曜日 25:00~ 放送
※7/8は25:15~放送
テレビ愛知 7/8 毎週木曜日 26:28~ 放送
テレ玉 7/9 毎週金曜日 25:30~ 放送
※7/9、7/16、7/23 → 26:00~放送
サンテレビ 7/12 毎週月曜日 26:10~ 放送
AT-X 7/5 毎週月曜日 11:30~、23:30~
(再放送 毎週木曜日 17:30~、29:30~)
バンダイチャンネルで7/9より配信決定!
放送後の最新話を毎週金曜に無料配信(1週間限定) 第1話はずっと無料!
※編成の都合により放送時間が変更になる可能性がございます。予めご了承下さい。
ご視聴いただく際は、各局の番組表、公式HPなどで放送時間の確認をお願いします。
<スタッフ>
原作:佐藤大輔 原作・作画:佐藤ショウジ(掲載「月刊ドラゴンエイジ」富士見書房刊)
監督:荒木哲郎
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
音響監督:たなかかずや
音楽:和田貴史
アニメーション制作:マッドハウス
<キャスト>
小室孝/諏訪部順一
宮本麗/井上麻里奈
毒島冴子/沢城みゆき
高城沙耶/喜多村英梨
平野コータ/檜山修之
鞠川静香/福井裕佳梨
井豪永/宮野真守
希里ありす/竹達彩奈
紫藤浩一/谷山紀章
南リカ/竹内順子
<音楽>
OPテーマ
アーティスト:岸田教団&THE明星ロケッツ
タイトル:「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」
発売日:2010.8.18
EDテーマ
アーティスト:黒崎真音
<リンク>
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 公式サイト
(C)佐藤大輔・佐藤ショウジ/富士見書房/H.O.T.D.製作委員会