『新宿亜人一斉捜索』、劇場アニメ3部作 第1部『亜人 –衝動-』初日舞台挨拶レポート!新宿東口ステーションスクエアにIBMが出現!?サプライズで宮野真守が登場!

新宿駅東口ステーションスクエア・宮野真守決して死なない新人類・亜人と、それを追う日本国政府の戦いを描いた累計発行部数400万部突破の大ヒットコミック『亜人』(桜井画門/講談社『good!アフタヌーン』連載)。その劇場アニメーションが3部作として制作され、その第1部『亜人 –衝動-』が11月27日に公開されました。

公開初日の27日にはJR新宿東口ステーションスクエアでイベントが行われ、亜人管理委員会の臨時捜査本部を設置。亜人が放つ「IBM」を目撃し携帯電話などで撮影した写真を捜査本部に持ち込むと、捜査協力の謝礼としてノベルティ『亜人特製チロルチョコ』をプレゼント。また目撃情報が一定数を超えたということで永井圭役の宮野真守さんも登場し会場を沸かせました。
亜人特製チロルチョコ IBM

出演告知のないイベントに集まった多くのファンを前に笑顔を見せる宮野さん。初日を迎えた感想を聞いてみると「早く観ていただいて感想を知りたいです。自分が出演している作品にもかかわらず物凄く感動してしまいました。」とコメント。そして本作はアフレコではなく声優陣の演技を先に収録し、それにアニメーションを合わせるプレスコ方式での収録で、監督から「声優さんのお芝居を全て絵にしました。」と言われた明かしました。

さらに苦悩する少年役ということで、収録をして「病んだ」という宮野さん。「死ねないということはこんな辛いのかと思いました。何回も何回も死ななきゃいけないって本当に辛かったです。役者として役を一緒に生きるという信条があるのですが、苦しかったですがその分、魂の演技ができたのではないかと思います。」と自信を見せました。

舞台挨拶フォトセッションその後に行われたTOHOシネマズ新宿での舞台挨拶では宮野さんに加え、下村泉役の小松未可子さん、瀬下寛之総監督、安藤裕章監督が登壇。演じるキャラクターについて宮野さんは「世界観・設定に衝撃を受けて夢中になって原作を読み進めました。永井圭は『クズ』と呼ばれることが多々あります(笑)。でも彼が合理的に事を運んでいく様や、自分がより良く生きていくために進めていく行動は実は人間らしいと思い、共感してしまう部分も多かったです。」、そして小松さんは「戸崎の部下であり実は亜人でもあるというキャラクターです。亜人であるということは隠されていて、言葉数が少なく仕事をテキパキとこなすクールビューティーな女の子に見えますが、話しが進んで素性が明らかになると意外と愛されるキャラクターなのかなと思います。」と紹介しました。

宮野真守 小松未可子

好きなシーンについて聞かれた宮野さんは「政府に捕まって実験台に縛られて死ぬギリギリまで苦痛を与えられ、拷問をされて、実験されるシーンは非常に辛く直視できませんでした。その後に海斗に対する圭の本音が溢れるシーンは圭の温かさを感じられて好きなシーンです。」、そして小松さんは「緊張感があるシーンが続く本作の中で印象に残っている言葉は「凄くおしっこしたい」(笑)。緊張感のある中でもいつもどおりの言葉が出てしまう。」と会場を笑わせると、原作とは違うセリフについて瀬下総監督は「極限状態で逃げいている場面ですが、そんな状態でも止まらないのは生理現象でしょう(笑)。IBMは主とつながっているので、理知的で知能の高い圭のIBMは基本天然ボケである。ということであのセリフを足しました。」と告白。また舞台挨拶では圭の家の坪数や間取り、駅までの距離など細かい設定もあることも明かされ、その拘りに宮野さん、小松さんも驚きの様子でした。

安藤裕章監督 瀬下寛之総監督

舞台挨拶では5月公開予定の第2部『亜人 –衝突-』にも触れられ、12月5日に宮野さん、小松さんに加え、中野攻を演じる福山潤さんが登壇することが発表されると、宮野さんは「あの人自由にやっています。中野攻という役を最大限に演じております。そんな福山さんとステージに立ってお話することになると思うのですが、まだわからないですけど荒れるぞー(笑)。楽しい舞台挨拶になるのではないかと思っています。」と笑わせました。


11月27日(金)より TOHOシネマズ新宿ほかにて2週間限定公開
配給:東宝映像事業部 上映時間:106分 PG-12指定

『亜人』作品概要
【INTRODUCTION】

決して死なない新人類・亜人と、それを追う日本国政府。両者の戦いを、斬新なアクションと緻密な心理描写で描く大ヒットコミック「亜人」(桜井画門/講談社『good! アフタヌーン』連載)が、待望のアニメ化!
総監督・監督には、映像化が難解と言われた「シドニアの騎士」を、計算され尽くした映像表現と新感覚のバトル描写へと昇華させた、瀬下寛之と安藤裕章が担当。脚本には「進撃の巨人」で原作の持つ緊張感や焦燥感を見事に再現した瀬古浩司を迎え、亜人を巡る極限の戦い、そして魅力的なキャラクターたちの葛藤を余すところなく表現する。また、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」「PSYCHO-PASS サイコパス」など多彩な作品を手がける菅野祐悟の音楽が、物語に圧倒的な躍動感と緊張感を与える。
そして、アニメーション制作は、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞やエミ—賞を連続受賞し、新技術を駆使して描いた「シドニアの騎士」も高い評価を得たポリゴン・ピクチュアズが担当。
充実の制作陣で贈る、緊迫のバトル・サバイヴ・サスペンス大作。
亜人と認定され、全人類から狙われる事になった高校生の逃亡劇が、幕を上げる!

【STORY】
17年前、アフリカ。
神の兵と呼ばれた不死身の兵士が、米軍によって拿捕された。世界で初めて、“亜人”の存在が実証された瞬間だった。その特徴は、不死。病死、事故死、どのような状況下で死亡しようとも即座に身体を再生し、完璧な状態で復活する。それはまさに人類の夢であり、その利用価値は無限に考えられた。
その後、亜人は世界で46体、日本では2体が確認された。
しかし、「死ななければ、分からない」亜人はその性質上、発見が難しく、世界にはもっと多くの亜人がいると推測された。高校生・永井圭は、下校中トラックによる追突され死亡。しかし、直後に蘇生を果たす。国内3例目の亜人であることが判明した圭は、警察及び亜人管理委員会、さらには、賞金を狙うすべての人間から追われる身となる。山奥へと逃げ込んだ圭は、幼なじみの少年・海斗の力を借り、緊急配備が敷かれた警察の包囲網を突破。さらなる逃走を図る。
同刻、日本国の管理下にあった2例目の亜人・田中が、“帽子”と呼ばれる男の幇助により脱走。
この者らは直ちに人類へのテロ活動を開始した。亜人管理委員会の責任者・戸崎は、永井圭の捕獲と、亜人らが起こしたテロ行為の鎮圧に奔走する。そして、手がかりとなる、圭の妹・永井慧理子に目を付ける。
だが、そこにはすでに人類への復讐を誓う別の亜人とIBMと呼ばれる謎の黒い物体が侵入していた……。

【STAFF】
原作:桜井画門(講談社『good! アフタヌーン』連載)
総監督:瀬下寛之 監督:安藤裕章 シリーズ構成:瀬古浩司
プロダクションデザイナー:田中直哉  キャラクターデザイナー:森山佑樹
造形監督:片塰満則 美術監督:滝口比呂志 色彩設計:野地弘納
演出:りょーちも/鹿住朗生/井手恵介
CGスーパーバイザー:岩田健志/菅井進/上本雅之/溝口結城
編集:肥田文/渡邊潤 音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
主題歌:flumpool「夜は眠れるかい?」(A-Sketch)
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
配給:東宝映像事業部 製作:亜人管理委員会

【Cast】
永井圭:宮野真守/海斗:細谷佳正/佐藤:大塚芳忠/戸崎優:櫻井孝宏/下村泉:小松未可子/田中功次:平川大輔
永井慧理子:洲崎綾/オグラ・イクヤ:木下浩之

Ⓒ桜井画門・講談社/亜人管理委員会